李朝による五百十八年にわたった虐政と苛斂誄求に、日韓併合によって、ようやく終止符が打たれた。
今日、韓国では国民に李氏朝鮮があたかも独立した国であって、日韓併合によって独立が奪われたように教えているが、これは史実を大きく誤っている。
李朝は創建された時から、人類史上でもっともおぞましい、腐敗しきった暴力集団であった。李氏朝鮮はとうてい、国の体をなしていなかった。
今日の韓国の繁栄は、一九〇五年に統監府が開設されてから、日韓併合が終わるまでの四十年間がもたらした、勤勉と和を強調した精神教育のうえに築かれたものである。李朝があった間、両班たちは徹底して勤勉を賤しみ、庶民を牛馬のように酷使して、その血と汗を搾取することしか考えなかった。
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日韓併合時代が終わってから、五十八年が経過した。私の希望は南北朝鮮の統一もさることながら、韓日統一が両国にとってもっと重要であると信じている。もちろん、かつての日韓併合のような統一は、不可能であろう。ヨーロッパ共同体(EU)のような方式で、緊密な関係を構築することによって、両国の国威を宣揚しうると、確信している。
一千年前の三国時代の韓国と日本とは、同一民族、同一原語族であった。統一の優先的対象は、南北朝鮮よりも、韓日であるべきである。
日韓併合に対する歴史的評価が、植民地的統治による一部の弊害を論じることだけに偏向し、日韓併合が韓国の近代化の原動力となった史実に対して目をつむって、国定歴史教科書によって、日本がなくても李朝は近代化されただろうという虚偽の事実を教育している。純真な児童たちに誤った反日、嫌日感情を植えつけている現実を、私は強く憂いている。
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