パソコン / ホームページの作り方
 七面倒なCSSは好きになれない
2020/6/2
最近のブラウザではフォント指定は不要?
 「パソコン/しち面倒なCSSは好きになれない」のスマホ用ページのフォントの指定を止めてみました。
 すると、最近のブラウザでは、適切な大きさの文字と行間で、ページが表示されています。AndroidスマホやiPhoneでも、同様です。しかし、Internet Explorerでは、次のように行間が詰まってしまいます。これは、初期設定でフォントがMSゴシックになっているからで、フォントをメイリオに変えれば、適切に表示されるようになります。

 したがって、ブラウザ側で新しいフォントを使ってくれれば、特にフォントを指定する必要はありません。しかし、ブラウザ側で古いフォントを使っていることも有り得るので、サイトの方で新しいフォントを指定しておいた方が無難です。
 フォントの指定は、<p style="FONT-FAMILY: メイリオ" >とするのが簡単です。
 CSS(Cascading Style Sheets、カスケーディング・スタイル・シート)を使って指定する場合は、<head>と</head>の間に次のCSSを挿入します。CSSではさらに複雑な指定もできるようですが、実際はほとんど使われないのではないでしょうか。
<style>
p { font-family: "メイリオ"; }
</style>

●<FONT>タグは邪道だそうだが
 フォントの大きさは、(邪道だそうですが)私は<FONT>タグを使って指定しています。
 このページの初めにあるリストの「ホームページの作り方」は小さ目の文字です。一方、タイトルの「最近のブラウザではフォントは指定しなくても良い」は大き目の文字です。それぞれの大きさは、<FONT>タグを使って次のように指定しています。
<font size="2">ホームページの作り方</font>
<font size="4"> 最近のブラウザではフォントは指定しなくても良い</font>
 デフォルトは<font size="3">になっているので、それ以外の大きさに変えるときのみ<font size="2">や<font size="4">に指定します。大きさのバリエーションは、1から7までありますが、通常のページでは、大中小の3種類があれば十分だと思います。
 <FONT>タグは、HTML5 では廃止されたということですが、今でも使えています。フォントの大きさを変えるのは、1、2ヶ所ぐらいなので、いちいちCSSを使うのが面倒なのです。<FONT>タグが使えなくなったら(つまり、<FONT>タグで指定しても大きさが変わらなくなったら)、そのときにどうするか考えれば良いと思います。

CSSは、個別に機動的に対応できない
 テーブルのセル内の文字の大きさを変えるときは、タグに「 style="font-size : xx%;"」を次のように挿入します。 
 テーブル単位 <table  style="FONT-SIZE: 120%" >
120% 
 行単位 <tr style="FONT-SIZE: 90%" >
 セル単位 <td style="FONT-SIZE: 80%" >
      <td style= "FONT-SIZE: 120%" >
90% 90%
80% 120% 
 これを、CSSを使って行うこともできます。
 まず、<head>と</head>の間に次のCSSを挿入します。
<style>
    .rei1 {font-size:120%;}
    .rei2 {font-size:90%;}
    .rei3 {font-size:80%;}
</style> 
 テーブル全体の文字の大きさを変えるときは、<table class="rei1">とします。
120% 
 行単位では、<tr class="rei2">とします。
 セル単位では、<td class="rei3"><td class="rei1">とします。
90%
80% 120%
 このようにCSSは、作業が2段階になり、個別に機動的に対応できないので、私はあまり好きになれません。