サイトを開設し、世間一般の人に見てもらおうと思ったら、Google検索に登録する必要があります。登録は、Search Consoleにアクセスして、示される手順に従えば、容易にできます。Googleによると「ページの検出はさまざまな方法で行われますが、既知のページからリンクをたどる方法が主に使用されます」(検索の仕組み)ということですが、他のページにリンクを貼ってもらうのは容易ではないので、まずは登録しておくに越したことはありません。 Yahoo検索は、Googleのデータベースを使っているので、Google検索に登録すれば、Yahoo検索にも登録したことになります。 SEMジャーナルによると、日本国内のPCの検索エンジンシェアは、GoogleとYahooで、ほぼ9割を占めています。 モバイルでは、GoogleとYahooで、ほぼ10割を占めています。 このような独占状態は、決して好ましいものではありませんが、サイトを見てもらうために、Google検索を使わざるを得ないのが現状です。 ●検索はデータベースに対して行っている Googleは世界中のサーバーにあるサイト情報をコピーしデータベースを作成しています。検索はそのデータベースに対して行うので、瞬時に結果が表示されます。検索の流れは次のようになっています( 検索の仕組み(初心者向け))。
●SEOは自分でもできる SEO(search engine optimization)=「検索エンジン最適化」については、Search Console ヘルプの「検索エンジン最適化(SEO)スターター ガイド」に、詳細な説明があります。 「検索エンジンがコンテンツをクロール、インデックス登録、そして把握するのが容易になる」、「ユーザー エクスペリエンスの向上のために調整」などの説明では、よく分かりませんが、Googleでは具体的には次のようなことを推奨しています。
スニペット(ページ内容の要約)は、Googleが独自判断で作成しますが、その際「description」が採用されることもあるということです(検索結果に効果的に表示されるタイトルとスニペットを作成する)。見出しタグは上下に無駄な空きができ、レイアウトが制約されるので使っていません。 なお、「パンくずリスト」とは、次のページの赤枠で囲んだ部分です。スマホ用ページでは擬似フレームが使えなので、当該ページがサイト全体のどこに位置するかを示すためのリストです。 ●検索順位はどうやって決まるのか 検索結果を示すリストの順位はどのようにして決められるのでしょうか。 Google では「ランキング システムは 1 つのアルゴリズムではなく、一連のアルゴリズムで構成されています」( 検索アルゴリズムの仕組み)と説明しています。 アルゴリズムとは、一種の評価基準のようなものと思われますが、その内容については、ユーザビリティでいくつかの要因を示す以外は、一般論を述べるに留まっています。詳細な具体的基準を示せば、(特に裏をかくような手法による)いわゆるSEO対策に利用される懸念があるからかも知れません。 趣味の個人サイトでは、検索順位は死活問題ではないのですから、「SEO対策」に金や労力を費やす必要はありません。それよりも、見やすいサイト構成や充実したページ作りに力を注ぐべきだと思います。 ●Google は巨大な広告サイトなのか Google で「モンスター」を検索すると、次のような結果が表示されました。「モンスターエナジー」という清涼飲料水の販売ページが延々と続いています。清涼飲料水のことを知りたくて、「モンスター」を検索する人はあまりいないと思います。Google の営利企業としての性格が全面に押し出されている例と言えるでしょう。この場合の検索順位は広告料によって決まるのでしょうか。 「Google は巨大な広告サイトなのか」で検索すると、今度は「books.google.co.jp › books」(赤枠)のページが上位に並んでいます。これは、一種の自社広告と言えるのでしょうか。 Alphabet(Google の親会社、といっても収益はもっぱらGoogle 関連事業)の収益の85%は広告から得ています(Apple、Googleなど世界を席巻する5大IT企業の収益構造をグラフ化してみたら、意外な違いが見えてきた|FINDERS)。 では、広告は検索順位に影響するのでしょうか。 Google の広告には次の2種類があります。
一方、仲介型については、Google が仲介する広告を掲載したページが、他のネット広告代理店仲介の広告を掲載したページや広告を掲載しないページに対し、検索順位で有利になる可能性が(検証するのは極めて困難でしょうが)全くないとは言い切れないと思います。ただ、検索の信頼性にもかかわるので、あまり露骨な操作は行われてはいないのではないでしょうか。 |