パソコン / ソフトウェア
 050plusを「ひかり電話」として使う 
2021/7/29 
●何が何でも位置情報を取得
 050plusをandroidのスマートフォンにインストールし立ち上げようとすると、次の画面が表示されます。050plusは自宅の無線LANで使うので、通話中に異なるWi-Fi環境に移動することはないので、位置情報はオフのままにしておくことにして、次へをタップしました。

 すると、位置情報設定の画面が開きました。同意するつもりはないので、この画面を閉じてしまうと、050plusを立ち上げることができません。

 根負けして同意すると、今度は常に許可するか聞いてくるので、それは拒否しました。何が何でも位置情報を取得しようという執念に、少し恐怖を感じました。

 ようやく、050plusが立ち上がり、初期設定の画面が表示されます。しかし、今度は、050番号とパスワードを入力してもエラーしてしまいます。

 「パスワードを忘れた場合はこちら」クリックし、メールで送信されてくる仮パスワードを入力しますが、状況は変わりません。そこで、解約しようとしても、初期設定をしなければ、それもできません。

●巨大な電話機が完成 
 050plus にはwindows版があります。
 Windows PCからご利用の方(050 plus) | NTTコミュニケーションズ 個人のお客さまの下の方にある、次のバナーをクリックすると、アプリケーションソフトをダウンロードできます。

 windows版をインストールし、仮パスワードを入力すれば、初期設定ができました。USBスピーカーとUSBマイクを接続して、巨大な電話機が完成しました。キーボードで入力でき、ウェブサイトを見ながら通話できます。録音ソフトで通話内容も保存できます。PCのインターネットは有線LANで接続しているので、音質も安定しています。


電話機不要の「ひかり電話」
 マニュアルはこちらからダウンロードできます。
 留守番電話機能を設定しておくと、PCの電源が入っていないときでも、着信のあったことや、メッセージの内容をメールで知らせてくれます。この機能は無料です。
 050plus とひかり電話を比べると次のようになります。
  050plus ひかり電話
月額利用料 330円 550円 
加入電話への通話 8.8円/3分 8.8円/3分
携帯電話への通話 17.6円/60秒 17.6円/60秒
050IP電話への通話   11.55円/3分
110番 ×
フリーダイヤル ×
電話機 不要
 月額利用料は050plusが220円安く、通話料は変わりません。
 100番やフリーダイヤルが使えないのが、050plusの欠点ですが、携帯電話があれば、この欠点は補えます。
 ひかり電話の場合、留守電メッセージや通話録音をファイル管理するには、SDカードに保存する必要がありますが、この機能の付いた電話機は、結構の値段がします。050plus では、これらの機能はプログラムで処理するので、別段の費用はかかりません。まさに電話機不要の「ひかり電話」といえます。
 タブレットPCを持って行けば、旅行先のホテルのWiFiを使って、メールで留守電メッセージを確認したり、パケット代を気にせず050plus通話をすることができます。
 windows版の050plusは、持ち運びのできる「ひかり電話」として使うことができます。スマートフォンの 050plusは、相変わらず初期設定ができない状態なので、削除しました。