パソコン / ソフトウェア
 軽くて使いやすいMPC-HC
2020/6/14 
 MPC-HC(Media Player Classic - Home Cinema)は、超軽量なWindows用のメディアプレーヤーです。2017年で開発を終えていますが、制作グループのサイトから入手可能です。
 TSやMP4、M4Aなど、最近主流となっている形式のファイルにも対応しています。Windows 付属のWMP(Windows Media Player)がとにかく使いにくいので、動画や音声ファイルの再生には、もっぱらMPC-HCを使っています。なお、2か国語放送を録画したTSファイルを再生すると、音がでない場合があります。そのような場合は、kmplayerで再生すると音が出るようになります。
 Windows Media Playerを立ち上げると、「推奨設定」でデータ送信とBingの使用が強制されます。当然、「カスタム設定」を選びます。

 次に、どうでも良い情報を取得するかどうか聞いてくるので、すべてのチェックを外します。

 規定のプレーヤーとするつもりはないので「種類を選択する」を選びます。

 「プログラムの関連付け」は面倒なので、「キャンセル」をクリックしました。

 すると、ようやくWindows Media Player本体を開けることができましたが、今度は再生したいファイルの開き方が分かりません。

 そこで、Windows Media Playerをいったん閉じて、動画ファイルを右クリックし、「プログラムから開く>Windows Media Player」をクリックし、ようやくWindows Media Playerで再生できるようになりました。上記の七面倒な儀式は一体何だったのでしょうか。

 MPC-HCなら「ファイル>ファイルを開く」をクリックすれば、一発で目的のファイルが再生できます。「ファイル>画像を保存」をクリックすれば、再生中の動画の静止画が保存できます。

 Windows Media PlayerはWindows95の頃からバージョンが重ねられて来ましたが、次のようにWindows7で事実上、開発は終了しているようです( Windows Media Player のバージョン確認方法)。
 Windows95やXPの頃のWindows Media Playerは、もう少し使いやすかったように思いますが、どんどん劣化しているようです。この辺りの状況は、Internet Explorerと似ているように思います。

 楽曲やビデオの販売やレンタルが、CDやDVD、BLなどの媒体を経由する形から、オンラインによるストリーム配信に移行しています。それに伴って、楽曲や動画の再生もブラウザに依存するようになり、ファイル形式も、MP4、M4Aなどに統一されつつあります。メディアプレーヤーも、それらのファイルが再生できれば良くなっています。
 マクロソフトでもストリーム配信を重視し、Windows 10 では、動画再生は「映画&テレビ(movies & tv)」で行うようになっているようです(Microsoft 映画 & テレビ アプリとは)。
 次の説明にあるように、このプレーヤーは、Windows 7 で、使うことはできません( 映画 & テレビ を入手 - Microsoft Store ja-JP)。

 しかし、Windows 7 でも、FirefoxやChromeでストリーム配信動画を楽しむことができますし、TSやMP4、M4Aなどのファイルは、MPC-HCで再生できるので、全く困りません。