パソコン / 録画・編集
 VideoSoloで爆速エンコード  
2021/9/28 
 最新版のVideoSolo 究極動画変換は、機能は強化されたものの、試用版では、すべてのファイルに対して5分しか変換できなくなりました。つまり、フリーソフトではなくなったということです。ということで、mp4エンコードには、HandBrake(HandBrakeはオープンソース)を試してみることにしました。

2020/6/10 
 VideoSolo 無料動画変換は、製作会社のサイトの「無料利用」をクリックすれば、インストールできます。
 プログラムを立ち上げると、次のような画面が表示されます。

 まず、出力フォルダを設定し、出力形式のドロップダウンメニューを表示させます。

 メニューには、数多くのプロフィールがありますが、MP4ファイルにエンコードするのに必要なのは、「普通のビデオ」と「HDビデオ」のMP4関連のものだけです。ここでは、「普通のビデオ」の上から2番目のものを選びました。

 出力形式を設定したら、ファイルを追加し、追加したファイルのリストの右端にある歯車のアイコンをクリックします。

 すると、「プロフィル設定」画面が開くので、好みに合わせてプロフィルの内容を変更します。

 ただし、解像度を除く項目ではドロップダウンメニューで示された数値しか選べません。たとえば、ビットレートは2500kbpsまでしか選べないので、それ以上に設定したいなら、「HDビデオ」のプロフィルから選択し直さなければなりません。好みのデータに変更したら、名前を付けて保存します。

 保存したプロフィルは、「ユーザー定義」の項目に表示されます。

 出力形式をユーザー定義の「1280*720.mp4」に設定し、ファイルを追加すると、それらのファイルは、「1280*720.mp4」の形式でエンコードされます。一部のファイルの出力形式を変更したい場合は、そのファイル(ここでは2番目のファイル)を反転させ、出力形式を変更します。

 すると、2番目のファイルだけ、出力形式が変更されました。「変換」をクリックすると、それぞれの出力形式に応じたMP4ファイルにエンコードされます。


FormatFactory vs VideoSolo 
 FormatFactory と VideoSolo 無料動画変換 を比較してみました。
 それぞれのソフトで、次のTSファイルをMP4にエンコードしてみました。2番目と3番目のファイルは、地上波の番組をBSで再放送したものなので、データ量が無駄に大きくなっています。
 CPUは、Ryzen 5 1600(6コア、3.2GHz)、メモリーはDDR4で4GBx2です(ネット通販/Ryzen 5 1600 + ASRock AB350M-HDV セット)。OSは、64ビット版のwindows 7 です(パソコン/Ryzen で Windows7 をインストール )。
 
 FormatFactoryでは、CPU使用率は100%で、フル稼働しています。

 VideoSoloでも、CPU使用率はほぼ100%で、フル稼働しています。

  FormatFactoryのエンコード設定は次のとおりです。「AVC720P」の設定をそのまま使いました。

 VideoSoloのエンコード設定は次のとおりです。FormatFactoryと同じ設定にしました。

 
FormatFactoryでエンコードした結果、ファイルの大きさは次のようになりました。

 
VideoSoloでエンコードした結果、ファイルの大きさは次のようになりました。FormatFactoryでエンコードした場合とほとんど変わりません。

 
FormatFactoryでエンコードに要した時間は、48分37秒です。

 VideoSoloでエンコードに要した時間は、31分38秒です。
 FormatFactoryでエンコードした場合に、比べて「爆速」といえます。複数のファイルを同時にエンコードするほど、効果は大きくなるようです。

 しかし、VideoSoloでエンコードした場合、ファイルの始めと終わりに「広告」が挿入されます。FormatFactoryでは「広告」は挿入されません。


後からAvidemuxでカット編集  
 予約録画をする場合は、開始のずれに備えて、30秒ほど早めに録画を始めるのが普通だと思います。したがって、Avidemuxでファイルの前後をカットする必要があるので、「広告」部分もカットされることになります。