パソコン / Windows10
 タッチパネルは使えなくても良いと割り切る
2019/2/14
 「回復」で完全に壊れた「Jumper Ezpad 6 Pro」は、クリーンインストールで使えるようになりましたが(「回復」で壊れた「Jumper Ezpad 6 Pro」を修復)、タッチパネルは、ずれて使えないままです。そこで、何とか修復しようと、ネット検索で見つかった対処法をいろいろ試してみましたが、すべて失敗しました。  
 頼みもしないアップデートを勝手にされたことにより、windows が暴走したためクリーンインストールせざるを得なくなったのが原因ですから、責任はマイクロソフトにあります。にもかかわらず、そのマイクロソフトがまともに対応しようとしないのですから、全く腹立たしい限りです。
 しかし、いつまでも腹を立てていても仕方がないので、「タッチパネルは使えなくても良い」と割り切ることにしました。

タッチパッドで対応できる
 「Jumper Ezpad 6 Pro」は、bluetooth キーボードとマウスを使って、外出先で臨時のデスクトップPCとして使用しているので、タッチパネルが使えなくても特に問題はありません。ただし、bluetooth マウスが反応しなくなるときが、たまにあります。外出先でUSBマウスが手元にないとき、そのような現象が起こると処理に困ります。そこで、アマゾンで ACHICOO キーボード 磁気 タブレット キーボード ジャンパー Ezpad 6 Pro / 6S Pro用 外付けキーボード(4,927円)を注文しました。中国・山東省のQiuHanという会社がアマゾンを通じて販売しているようで、注文した品は中国から送られてきました。注文から10日余りで到着しました。送料は無料です。
状態発生日 配送履歴 取扱局  県名・国名
2019/01/22 注文     
2019/01/26 23:34 国際交換局に到着  
2019/01/27 02:36 国際交換局から発送 DONGGUAN CHINA
2019/01/31 22:10 国際交換局に到着 川崎東郵便局 神奈川県
2019/01/31 22:11 通関手続中 川崎東郵便局 神奈川県
2019/02/01 04:51 国際交換局から発送 川崎東郵便局 神奈川県
2019/02/02 13:15 到着  
2019/02/03 11:48 お届け済み  
 bluetooth キーボードより、こちらの方が反応は良いです。キーボードのタッチパッドを使って、bluetooth マウスを設定し直すことが出来るので、外出先でbluetooth マウスが反応しなくなっても何とか対応できます。
 ただし、キーボードも含めると、重さは約1350gとなり、値段も3万円近くとなります。Jumper EZbook 3Pro なら、13.3インチ、6GB DDR3 RAM、重さは1.4 Kgで31,999円(配送無料)です。Bluetoothも使えます。 タッチパネルには対応していないようですが、どうせ使えないならあっても意味はありません。aliexpressなら、$258.08 (送料込み)です。

Cube I10ではタッチパネルは正常に機能している
 Cube I10(10.6インチタブレットPC)では、タッチパネルは正常に機能しています。「初期状態に戻す」機能を使ったところ、ライセンス認証されなくなりましたが(初期状態に戻したら認証しなくなった )、ドライバー関連のトラブルは起こっていませんから、「初期状態に戻す」はクリーンインストールではないのかもしれません。ただし、Cube I10のWindows10 もアップデートは行われています。にもかかわらずタッチパネルは正常に機能しています。
 Ezpad 6 ProのWindows10 は64ビット版なのに対し、Cube I10のWindows10 は32ビット版なので、それが影響しているのかもしれません。あるいは、Cube I10はタブレット端末なのに対し、Ezpad 6 Proはノートパソコンと扱われているのかもしれません。いずれにしても、理由は良く分かりません。
 Cube I10はキーボードを含めても1kgちょっとです。Ezpad 6 Proは
キーボードを含めて1350gですから、重さはほとんど変わりませんが、実際手にとって見ると、この350gが加算されることにより、ずっしり重く感じます。
 それならば、Cube I10を使えば良いではないかと言う事になりますが、Ezpad 6 Proに比べ反応はかなり遅いです。1年ぐらいで電池も駄目になってしまい、コンセントに繋がなければ使えません。1万5000円の格安タブレットですから、それも仕方ありません。逆に、この値段でWindowsタブレットが良く作れたものだと感心します。ただし、中国も人件費が高くなっているので、これからは、こうは行かないかもしれません。

ドライバーはインストールされている
 Ezpad 6 Proのタッチパネルのデバイスドライバーは「デバイス マネージャー>ヒューマン インターフェース デバイス>KDMF HID Minidriver for Touch i2C Device」で確かめると、「正常に動作しています」と表示されています。

 ドライバーは、mshidkmdf.sysとSileadTouch.sysの2つで、いずれも「windows>system32>drivers」に入っています。  
 mshidkmdf.sysはマイクロソフトが作成したものと思われます。 
 一方、SileadTouch.sysはSilead社が作成したものと思われます。


 Cube I10の「KDMF HID Minidriver for Touch i2C Device」のmshidkmdf.sysは次のようになっています。ファイルバージョンはEzpad 6 Proのものに比べ少し古いようです。

 Ezpad 6 Proの「KDMF HID Minidriver for Touch i2C Device」の「イベント」を見ると、「oem18.inf」と「oem19.inf」の2つが実行されています。「oem18.inf」は「Windows\inf」にあります。「oem19.inf」は、「Jumper Ezpad 6 Pro」専用のドライバーのzipファイルに入っていました。デバイス マネージャーでドライバーの更新をすると、「oem18.inf」ではなく「oem19.inf」が実行されます。
 SileadTouch.sysは、mshidkmdf.sysをベースにしてタッチパネルを操作しているようです。SileadTouch.sys か mshidkmdf.sys のいずれかが原因でタッチパネルがずれるようです。
 Cube I10のmshidkmdf.sysをコピーして、Ezpad 6 Proのドライブフォルダーのmshidkmdf.sysを上書きしようとしてもはねられてしまいます。ドライブフォルダーのファイル変更は手動では出来ないようになっているようです。


ファームウェアはどうやってインストールするのか?
 Windows 10のメジャーアップデート適用後のリセットやクリーンインストールの注意点(かのあゆ)には、「タブレット機の場合タッチパネルの設定ファイルやファームウェアなどを保存したファイルがシステムフォルダに保存されており、これもバックアップ」しておかなければならない、という記述があります。
  gsl-firmware/firmware/jumper/EZpad_6_pro/には次のようなファイルがアップロードされており、ダウンロードして保存できます。
 しかし、このファームウェアはどうやってインストールするのかが分かりません。

  中華Windowsタブレットのタッチスクリーン異常…マッピングがめちゃくちゃ問題には、Onda oBook 20 Plus について、次のような記述があります。
要は、OndaのoBookであればSileadTouch.sys、SileadTouch.inf、SileadTouch.fw、SileadTouch.catなるファイル群をInstall.cmdを使ってインストール(Install.cmdを右クリックして管理者権限で実行)すればOKという簡単な解決方法でした。
 一方、Jumperのサイトには、Ezpad 6 Pro用の Touch Driver(wenshan_WSA116_wj_3692_L_X64)がありますが、それにはファームウェアらしきものは見当たりません。
 windows10をクリーンインストールしたら、なぜタッチパネルがずれるのか、結局は良く分からず、解決方法はも不明のままです。