パソコン / Windows 11
 意外と簡単にクリーンインストール
2021/10/6
 Windows 11 の提供が始まったので、クリーンインストールすることにしました。途中で「このpcではwindows11を実行できません」という表示が出ましたが、BIOSを1箇所いじり、後は適当に設定したら、意外と簡単にインストールできました。

 まず、Windows 11 をダウンロードするにアクセスし、「Windows 11 のインストール メディアを作成する」の「今すぐダウンロード」をクリックし、MediaCreationToolW11.exeをダウンロードし実行すると、インストール用のUSBメモリーが作成されます。

 インストール用のUSBメモリーを使って、空のSSDにインストールしようとしたら、「このpcではwindows11を実行できません」という表示が出ました。
 WhyNotWin11でチェックすると次のような結果が出ました。

 ReadySunValleyでは次のようになりました。

 どうやら、「TPM」と「WDDM」に問題がありそうです。
 TPM 2.0を搭載していれば、デバイスマネージャーで次のように表示されるはずです(富士通Q&A - [Windows 10] TPM 2.0を搭載しているかどうかを確認する方法を教えてください。 - FMVサポート : 富士通パソコン)。

 しかし、その表示がありません。

 WDDMのバージョンを確認したら、「1.3」となっています( indows10でビデオカードのWDDMのバージョンを確認する方法 - Win10ラボ)。

 なお、DirectXは「12」となっています。 

 ReadySunValleyの検証結果画面の「ここをクリックすると、失敗した結果の一部をレジストリハッ...」の記載をクリックすると次のような記載が表示されました。しかし、これは、Windows 10 からアップグレードする場合の回避策ですから、クリーンインストールする場合には意味がありません。

 そこで、まずBIOSで「TPM」を有効にすることにしました。  
 「Advanced」タブの「CPU Configuration>AMD fTPM switch」を「Disabled」から「Enabled」に変更しました( 【Windows 11】TPM2.0を有効にするBIOS設定の変更手順メモ(自作PCでWindows 11のシステム要件を満たすために行った設定変更)

 何かと問題の多い「Secure Boot」は無効としておきました。

 トラブルメーカーの「Fast Boot」も無効としておきました。「CSM」は、Windows7に戻すことを考慮して有効としておきました。

 結局、TPM、CSMは有効、Secure Boot、Fast Bootは無効という設定になりましたが、これですんなりと、Windows 11 はインストールできました。
 バージョン情報は次のようになっています。

 Windows 10 をインストールしてあったマザーボードなので、自動的に、Windows 11 もライセンス認証されています。

 デバイスマネージャーで確認すると、「TPM」は有効になっていました。

 一方、WDDMのバージョンは、「1.3」のままです。

 結局、パーティションがGPTなら、「TPM」さえ有効になっていれば、Windows 11 をクリーンインストールできるのではないかと思われます。