ラジオ録音ファイル
 インターネットがラジオを変えた

 ラジオのインターネット配信が日本で始まったのは1990年代後半ですが、2010年3月にradikoが、2011年9月に「らじる★らじる」が始まり(インターネット配信時代のラジオ〜その歴史と広域化の流れ〜)、「ラジオはインターネットで聞く」というのが、普通のことになりました。
 インターネット配信では、エリア制限が徐々に撤廃されつつあり、全国の地方局の放送を聞くことができるようになりました。また、スマートフォンを受信機として使うことができるようになりました。確かに、これらは画期的なことですが、私にとっては、NHKがラジオ放送のストリーミング配信や聴き逃しサービスを始めた事(特に聴き逃しサービス)の方が、はるかに重要です。なぜなら、このことにより、いつでもどこでも放送が聞けて、さらに予約録音の必要もなくなったからです(ラジオ予約録音の必要性は薄れてきた)。
 インターネットでは、個別の情報のやり取りが普通で、放送のような一方的な情報の一斉配信は特殊ですから、「インターネットがラジオを変えた」というよりも、ストリーミング配信や聴き逃しサービス開始により、インターネット配信の本来の形となったとも言えるかもしれません。なお、ストリーミング配信ファイルを保存することは、個人で聞くためならば、「私的使用のための複製(著作権法第30条)」に当たるため、違法にはなりません。
 また、インターネット配信では、AM放送の音質が格段に向上したことも、私にとっては重要です。現在、定期的に保存しているラジオ番組は次のようになっています。FM放送は、松尾堂、青春アドベンチャー、FMシアターだけで、残りはAM放送です。
 これらの保存番組は、もっぱら朝夕のジョッギング(毎回40分程度)のときにスマートフォンで聞いています。1週間で、トータルのジョッギング時間は10時間程度なので、1週間の保存番組のトータルの長さとほぼ同じです。
トーキングウィズ゙松尾堂 トーク  日1h45m  1h45m 
青春アドベンチャー  ドラマ  月〜金15m 1h15m
FMシアター  ドラマ 土50m 50m 
音で訪ねる ニッポン時空旅 トーク 日30m 30m
新日曜名作座 ドラマ 日30m 30m 
朗読 朗読  月〜金15m 1h15m
文化講演会 教養 日1h 1h
古典講読 教養 土45m 45m
日曜カルチャー 教養 日1h 1h
歴史再発見 教養 火30m  30m 
科学と人間 教養 金30m 30m
1週間合計   9h50m
 アンドロイドでは音声ファイルの再生順序はタグにより管理されます。SuperTagEditor 改造版を使えば、タグのデータをまとめて編集できます(MP3タグ編集ツール)。スマートフォンでは、Bluetoothのスポーツヘッドホン(Bluetooth Stereo Headphones S650)が使えるので、ジョッギングのとき重宝しています。 
 トーキングウィズ゙松尾堂 の放送時間帯では、かつては日曜喫茶室を放送していました。日曜喫茶室は、1977年4月10日から、毎週日曜の昼に放送されていましたが、 2007年4月から毎月最終日曜にはトーキングウィズ松尾堂が放送されるようになり、2008年4月から毎月最終日曜には日曜喫茶室が、それ以外の日曜にはトーキングウィズ松尾堂が放送されるようになりました。
 2016年2月16日、日曜喫茶室マスターのはかま満緒氏が急死し(NHK・FM「日曜喫茶室」マスター、はかま満緒さん死去)、日曜喫茶室では過去の放送から40周年名作選を放送していましたが、2017年3月26日で終了しました。
 テレビのトーク番組では、アメトーーク!踊る!さんま御殿!!しゃべくり007などが人気があるようですが(トーク番組の人気ランキング 1位 踊る!さんま御殿!!)、いずれも芸能人ネタのバラエティー番組です。ゲストの話をじっくり聞かせるという意味では、 徹子の部屋マツコの知らない世界の方が、トーク番組と呼ぶにふさわしい感じもします。 徹子の部屋のゲストは、もっぱら芸能人や役者です。一方、マツコの知らない世界は、一般人の持ち込み企画により、ややマニアックな趣味の世界を紹介するというユニークな番組です。
 これらに対して、日曜喫茶室とトーキングウィズ゙松尾堂 のゲストは、学者、芸術家、作家、俳優、歌手、スポーツ選手、落語家、料理人など幅広い分野に及んでいます。各分野の専門的な体験や最先端の研究成果を、会話を通じて一般リスナーにもわかりやすく聞き出すという点で、本格的なトーク番組といえます。   
 音で訪ねる ニッポン時空旅は、劇団・ヨーロッパ企画所属の2人(永野宗典、本多力)の司会で、富山大学准教授・島添貴美子が、タブラ奏者・ユザーン、アフリカ伝統弦楽器奏者・アニャンゴ、作詞作曲家・廣瀬拓音 をゲストに迎え、日本各地の祭りや民謡の録音を聞きながら、解説、会話するという、音楽トーク番組です。日本各地やアジア・アフリカの伝統文化についての幅広い知識を背景にした興味深い番組です。
 テレビドラマはほとんど見ませんし、読書は社会科学に関するものが多いので、小説も読まなくなりました。その代わり、ドラマや小説はもっぱらラジオで聞いています。
 青春アドベンチャーは、月曜から金曜まで1日15分、多くは2週で1作品を放送するので、1作品2時間30分という計算となります。原作は、SF、ファンタジー、幻想小説、児童文学、青春小説など軽いタッチのものが多いです。出演は、(あまり有名でない)俳優、声優などです。
 FMシアターは、1回1作品50分です。シリアスなテーマを題材にした脚本家による書き下ろし作品が多いです。市原悦子、勝村政信、壇蜜、甲本雅裕、益岡徹、若村麻由美、大路恵美、遠藤久美子、伊藤蘭、國村隼、中村メイコ、中嶋朋子、千葉哲也、羽場裕一、市毛良枝、川原和久、国広富之、大後寿々花、高橋由美子、田口トモロヲ、佐藤二朗、小松政夫、平泉成、吹越満など、ブラウン管でお馴染みのベテラン俳優が出演しています。
 新日曜名作座は、西田敏行と竹下景子の二人芝居です。毎日曜30分、1作品は6回(6週)3時間が原則です。原作は、時代小説と現代小説が半分ずつです。しっとりとした風情のある作品が多いです。

 朗読 は、月曜から金曜まで1日15分、主に戦前の文学作品を俳優や声優、ベテランアナウンサーが朗読します。作品の長短に応じて、1作品当たりの放送回数は様々です。
 文化講演会は、各回日曜1時間の放送です。NHK主催に限らず、全国各地で行われている講演会の録音を放送しているようです。内容は、科学、医学、文学、芸能など様々です。最近では、「ひふみん」こと加藤一二三氏の講演もありました。
 日曜カルチャーは、月毎にテーマを変えて、毎日曜1時間放送していますから、ひとつのテーマで4〜5回、つまり4〜5時間の放送となります。講師は1人で4〜5回を通して担当する場合もありますし、各回交代する場合もあります。放送内容は、NHK文化センターの講演を収録したもののようで、テーマは、人生論、科学、歴史、文芸から食の文化まで、幅広くあらゆる分野に及んでいます。
 歴史再発見は、3か月毎にテーマを変えて、毎火曜30分放送していますから、ひとつのテーマで12〜13回、つまり6時間〜6時間30分の放送となります。この3年は、1〜3月期は、大河ドラマ関連のテーマとなっています。「ケネディと日本」や「アフリカは今」など現代史を扱ったテーマもあります。放送内容は、NHK文化センターの講座とも関連しているようです。
 科学と人間は、3か月毎にテーマを変えて、毎金曜30分放送しています。、ひとつのテーマで13回6時間30分の放送となります。かなり専門的な話も含まれています。 
2018/2/16