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 J3160M(ASRock)
注文  2016/8/15 9:35
発送  2016/8/15 15:01
到着  2016/8/17 10:33
価格  税込 10454円
延長保証(個人5年)税込 540円
送料  無料
店舗  ツクモ
 販売代理店のページでは、この製品について「低価格・省電力プラットフォーム向けSoC型クアッドコアCPU、インテルCeleron J3160をオンボード搭載。ファンレス運用が可能。標準電圧(1.5V)のDDR3 DIMMが利用できる」と説明しています。
 この製品は、開発コード名 Braswellと名づけられたCPU一体型マザーボードシリーズのデスクトップ版です。同じくCPU一体型マザーボードシリーズ・開発コード名 Bay Trailの後継機種にあたります。Bay TrailはTDP10wだったのに対し、BraswellはTDP6wと省電力化がさらに進んでいます。
 この製品は、(CPUファンがないという意味で)ファンレスで、デスクトップ用メモリーが使え、32ビットOSに対応しており、PS/2コネクタも2つ付いています。

●Windows7がインストールできない
 Braswellは、昨年から今年にかけて発売されている新シリーズですが、この製品では、Windows7がインストールできないという問題が起きています。同じく新シリーズである開発コード名 Skylakeでも同様の問題が起きています。
 その理由は、「従来Windows 7でサポートしていたUSBドライバである「EHCI」ドライバはサポートされておらず、「xHCI」ドライバのみをサポートするようになっ」た(Windows 7をSkylake環境にインストールする方法)からだそうです。
 マニュアルの93ページには、「Windows® 7 64-bit OS をインストールするために、xHCI ドライバが ISO ファイルに含まれる変更されたインストールディスクが必要です。」とありますが、32ビット版をインストールしようとしても、「デバイスドライバーが見つかりませんでした」という表示が出て、処理は中断してしまいます。
 
 マニュアルの121ページ以下に詳しい説明がありますが、インストール用にUSBポートが使えないだけなので、DVDドライブが内蔵され、PS/2キーボードかマウスを使えれば、Windows7でも問題なくインストールできるようです。
 PS/2キーボードやマウスが使えない場合は、UEFIセットアップ(バイオス?)で、PS/2Simulatorをenableにし、Windows7インストール後、disableに戻せば良いということです。
 「xHCI ドライバが ISO ファイルに含まれるインストールディスク」の作成は、J3160M製品の特徴Windows7のインストール方法のソリューション Cに具体的方法が示されています。
 そのやり方は、Win 7 USB パッチャ―をダウンロードし起動させ、指示にしたがって、Windows7インストール用DVDの所在場所と、新たなインストール用DVDまたはUSBメモリーの出力先を指定し実行するだけです。

●インテルとマイクロソフトの見事な連携プレー? 
 つまり、BraswellやSkylakeのマザーボードでWindows7をインストールするためには、(DVDドライブが内蔵されていなくて、PS/2キーボードかマウスを使えない場合は)インストールディスク作成用のパソコン、DVDドライブ2台、あるいはDVDドライブとUSBメモリーが必要となります。
 DVDドライブが内蔵され、PS/2キーボードかマウスを使えれば、xHCI ドライバがなくてもWindows7をインストールでき、その後の使用にもxHCI ドライバは必要ないようです。ということは、xHCI ドライバはインストール用にUSBポートを使うためだけに必要なようです。
 とするならば、あえてEHCIドライバを使えないようにしたのは、Windows7のインストールを困難にし、Windows10に誘導しようとする意図でもあるのでしょうか。そうだとするならば、インテルとマイクロソフトの見事な連携 プレーというほかありません。

●通常のPC作業なら、これで十分  
 1号機のAM1マザーボードを交換したところ(ネット通販/AM1I(MSI))、ボタン電池が交換できない、キーボードによってはバイオスに入りにくい、暑くなるとCPUファン音が少し気になる、などの問題が生じていましたが、この製品でこれらの問題は解消しました。電源ユニットのファンが残っているので、完全なファンレスではないですが、電源ユニットは静音化が進んでいるので、ファンの音はほとんど気になりません。やはり、CPUオンボード(CPU一体型)のマザーボードは快適です。AMDもE35M1-M PROというファンレスマザーボードを出していましたが、その後どうなっているのでしょうか。
 ファンレス→低発熱→低機能というイメージがありますが、テキストやHTML編集、ウェブブラウザによるインターネット閲覧、フルハイビジョンのテレビ視聴や動画再生などは問題なくこなせます。通常のPC作業なら、このJ3160Mで十分と思われます。
 では、TSファイルのエンコードについてはどうでしょうか。
 1440x1080の地上波番組を1分間録画し、H264、1280x720、1500Kbps、AAC、128Kbpsでエンコードしてみました。
 2号機(AMD A10 7850K、4コア3.7GHzのCPU)では、21秒で完了しました。

 旧1号機(Athlon 5350 BOX、4コア2GHzのCPU)では、56秒かかりました。

 新1号機(Celeron J3160、4コア1.6GHzのCPU)では、1分かかりました。

 以上から、J3160MはAMD A10 7850Kに比べ、エンコードに3倍の時間がかかります。しかし、番組の長さと同じ時間でエンコードできるのですから、録画する番組数によっては、実用に耐えるのではないかと思われます。

2016/8/19 


●インテルは避けた方が無難か
 Skylake CPUに対するWindows 7の早期サポート打ち切りが話題となっていましたが、撤回されたようです(Skylake CPUに対するWindows 7/8.1の早期サポート打ち切りが撤回され、元通りに)。
 Braswell CPUも早期サポート打ち切りになるのか気になっていましたが、これで一応その心配はなくなったようです。
 Braswell CPUでは、Windows 7のインストールに一苦労させられた経緯もありますから、いずれにしても、今後はインテル CPUは避けた方が良さそうです。「AMD がんばれ!」と言いたいところです。

2016/9/14