●組み立て賃は1万円ぐらい 2号機の構成は次のとおりです。動画ファイルを見たり、エンコードするのに使っています。エンコードはかなり速いです。製品付属のCPUファンでも、十分に静かです。 ほぼ同じ構成のBTOパソコン(ショップパソコン)が60,980円(税別、モニター別)ですから(STYLE-S0B4-R53G-VHS)、自作した方が1万円以上安くなります。なお、Windows 10 64bit は、実質的に1万円ほどで入手できます(ドスパラ/Windows 10 Home 64bit 日本語 (DSP) + Crucial BX500 240GB SSD セット参照、日本独特の抱き合わせ販売だと私は思います)。
1号機の構成は次のとおりです。OSは知人から格安で譲ってもらいましたが、ネット通販で買ったものとして、相場の10,000円ぐらいとして計算しました。CPUクーラー(ヒートシンク)だけでファンは取り付けていませんから、とても静かです。省電力CPUなので、ファンなしでも、特に問題は起きていません。 ウェブページ作成や、インターネット閲覧、メール送信など、ほとんどの作業を、このパソコンで行っています。16型の液晶テレビをモニターに使っていますが、事務作業にはちょうどよいサイズです。ケースは、ずいぶん前に買った激安品です。 同程度の性能のBTOパソコンが、39,800円(税別、モニター別)ですから(マウスコンピューター)、自作した方が1万円ほど安くなります。したがって、パソコンの組み立て賃は1万円ぐらいということになります。
●マザーボードのマニュアルに丁寧な作業手順 パソコン自作の作業手順は、(すべてではありませんが)多くのマザーボードのマニュアルに詳細に説明してあります。自作といっても、部品を接続するだけなので、特別な知識や技術は必要ありません。手順さえ分かれば、誰でもできます。 ASRock AB350M-HDVの場合は、製品には比較的簡単なマニュアルしか付いていませんが、メーカのページに丁寧な日本語のマニュアルが用意されています(ASRock AB350M-HDV マニュアル)。 そのマニュアルにしたがって、作業の概略を説明すると、次のようになります。 ・CPUを取り付け まず、CPUを取り付けます。レバーを上げ、CPUを差し込み、レバーを下ろすだけですが、CPUの向きを間違えると、ピンが折れて使えなくなることもあるので注意が必要です。 CPUの裏側には、次のように多数の小さなピンが付いていて(CPUソケットの”ピン折れ”どう対処する?)、マザーボードと信号のやり取りをしています。大抵の場合、1本でも折れると、CPUが反応しなくなります。なお、通常、CPUには、グラフィックスのユニット(GPU)が内蔵されています。AMDでは、GPU内蔵のCPUをAPUと呼んでいます。形状は、CPUもAPUも変わりません。GPUが内蔵されていないCPUでは、別途グラフィックボードが必要となります。 ・ヒートシンクとファンを取り付け CPUを取り付けたら、ヒートシンクとファンを取り付けます。ヒートシンクとファンはCPUに付属しています。それぞれ、市販のものと取り替えることが可能です。Ryzen 5 の場合は、付属のファンでも十分静かなのでそのまま使いました。 AMDのボックスクーラー(ヒートシンクとファンのセット)には、SR1、SR2、SR3の3種類があるようで、マニュアルにはそれぞれの取り付け方法が載っています。SR1とSR2では、@Aでマザーボードの取り付け部品を外して、ボックスクーラーをマザーボードに直接取り付けます。忘れがちですが、ファンケーブルも必ず接続します。
・メモリーを取り付け 次にメモリーを取り付けます。向きが違うと、切り込みの位置が合わないのではまりません。 ・ケースのケーブルを接続 続いて、ケースの電源ボタンやLEDランプのケーブルを接続します。ケーブルの先には、「POWER SW」「POWER LED」など記されているので、 マニュアルを手がかりに、マザーボードの該当コネクタに差し込みます。文字やコネクタは、かなり細かいので、高齢者には厄介な作業となります。 ・電源コネクターを接続 次に、大小2つの電源コネクターを接続します。 ・HDDやSSD、マウス、キーボード、モニターを接続 説明省略 以上を終えて、電源を入れると、ファンが回り、モニターが表示されるはずです。しかし、最初はなかなか、うまく行きません。そのような場合は、どこかの接続を忘れたり、接触が悪かったりしないかを根気良くひとつずつ点検します。 |